
鈴木家墓地 国産石を重ね、日本らしさをかたちにした墓所
本墓所は、 「日本らしいお墓をつくりたい」というお施主様の想いを受け、 石の選定から構成まで、一つひとつ積み重ねていった墓所です。 派手さを求めるのではなく、 石そのものが持つ表情や重さ、静けさを大切にしながら、 全体の佇まいを整えています。 墓石には伊達冠石を使用。 自然石ならではの荒々しさと、 磨きによって現れる静かな表情を併せ持つ石です。 正面の文字は、すずき工芸による「すずき文字」を刻み、 石と文字が無理なく呼応するよう仕上げています。 石碑の台座には富士山溶岩を据えています。 墓石を引き立てながら、全体をしっかりと支える役割を担い、 重心の低い、安定した構成としました。 外柵には **桜川まかべ石「流石(SASUGA)」**を使用。 大きな部材を用い、構造を極力シンプルにすることで、 地震にも配慮した設計としています。 外柵下面にはステンレス棒を通し、 部材同士の重なりを減らすことで、 長く安心してお参りいただける墓所を目指しました。 納骨堂には浮金石UGを採用。 あえて模様のある石を選び、 内部には一文字だけ言葉を刻んでいます。 普段は目に触れない場所だからこそ、 石材と文字に想いを込め、 静かに納める構成としました。 基礎工事についても、 現場の状況に合わせて仕様を検討し、 外柵を差し込む構造とすることで、 土台からしっかりと支える施工を行っています。 石は装飾ではなく、想いを託すための素材。 国産石を組み合わせながら、 お施主様の考える「日本らしさ」を、 一つの墓所としてかたちにしました。 同じものは、二つとつくれない。 この墓所もまた、 そのご家族だけの、唯一無二の佇まいとなっています。 ■仕様(抜粋) 墓石:伊達冠石(宮城県) 石碑台座:富士山溶岩(山梨県) 納骨堂:浮金石UG(福島県) 石碑・墓誌・納骨堂内文字:すずき文字 外柵:桜川まかべ石「流石(SASUGA)」(茨城県) 設計・加工・施工:すずき工芸石材部(神永石材)


